血行不良の改善 のぼせや血圧の上昇 顔が赤く 最近、物忘れ、痴呆の漢方相談ビフォーアフターを紹介するコーナーです。
宮城県 80才女性
長年、母親を見取り、ゲートボールなど地域の仲間と楽しく毎日を送って来ましたが、更年期にストレス、夕方になるとのぼせや血圧の上昇が続き、顔が赤くなり、と色々の症状が続き、漢方の先生に相談してきました。
漢方薬を服用してから血行不良の改善、のぼせや血圧も安定して毎日の買い物やバイクで地域の四季を楽しんでいましたが、最近、物忘れ、痴呆が始まり家族も心配して、バイクの免許も返納しました。
漢方の先生に、痴呆について相談に行く事にしました。
先生には、中医学(漢方)的には、高齢化が進むにつれて、痴呆対策も社会問題になりつつありますが、痴呆症の対策には、腎精を補う補腎薬が重要と話され、
「補腎、活血」の方法があり、脳の働きを活発にする作用が有るので、補腎薬と活血薬を提案して頂きましたが、
すでに服用していて、今回は痴呆対策の食養生を、漢方の先生に教えて頂きました。
中医学から見た認知症の対策は、大きくわけて痰濁、瘀血、精気虚の3つがあげられます。
痰濁とは、水と脂質の代謝障害により、体内に生じた病理産物。
これが脳を塞ぐと精神活動が阻害され、血管の内壁に血脂が枕着する状態を「痰濁」といいます。
瘀血とは血液の循環障害のことで、血液と密接な関係があります。
精気虚とは、精気、つまりエネルギーが衰えることを指し、
この3つが原因を防ぐことが、認知症の対策につながります。
さらに運動や食養生が大切です。
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